韓国の起業・中小企業支援事業、どこで探して書類はどう作る? — K-Startup・企業マダン・ナラジャント
事業をしていると「政府支援事業を受けると助かる」という話は何度も聞くのに、いざとなるとどこで探せばいいのかから詰まります。検索窓に「起業 支援金」と入れると、ブログ広告や代行業者のページばかりが並び、肝心の公式公告はどこにあるのか分からない。ようやく公告を見つけても、今度は提出書類が壁になります。「事業者登録証のコピーと通帳のコピーをPDF1ファイルで添付」と言われても、オフィスにスキャナーがない、というわけです。
先に結論を言います。探す場所はちょうど3つ(K-Startup・企業マダン・ナラジャント)、書類の準備はスマホ撮影とブラウザのツール数個で終わります。 紙・プリンター・スキャナーなしで申請ファイルを作る流れを、3つのポータルの役割の違いと一緒に順番に整理しました。
どこで探す? — 3つのポータルは役割が違います
政府支援事業を探す公式窓口は実は複数ありますが、性格の違う3つだけ押さえておけば大体カバーできます。よく混同される3ポータルを表で整理しました。
| ポータル | 何を探す | こんな方に |
|---|---|---|
| K-Startup (k-startup.go.kr) | 起業関連の支援事業 — 予備起業パッケージ、事業化資金、起業教育・メンタリングなど | 予備・初期の起業家 |
| 企業マダン (bizinfo.go.kr) | 中小企業全般の支援事業 — 補助金・融資・R&D・輸出・マーケティングまで幅広く。年3万件超の公告を集計 | すでに事業中の中小企業・小規模事業者 |
| ナラジャント (g2b.go.kr) | 政府・公共機関が物品・サービスを買い入れる入札・調達。支援金ではなく「納品・受注」 | 公共入札に参加する企業 |
ところが本当の壁は「書類」です
公告を見つけた後、多くの人はここでため息をつきます。申請ページが求める提出書類のリストのせいです。事業ごとに違いますが、小規模事業者が共通してぶつかるのはだいたい次のものです。
- 事業者登録証のコピー — スキャンまたは撮影したものをPDFで
- 通帳のコピー — 支援金の入金口座確認用
- 申請書・事業計画書 — 様式ファイルを埋めてPDFで
- 社印(ハンコ)の押印 — 申請書・確約書に会社の印
- 複数ファイルをPDF1つに結合 + 容量上限以内に
スキャナーがあればまだましですが、なければここから先はコンビニのプリントコーナーを探しに行くことになります。ところがこの5つ、すべてスマホとブラウザだけで解決できます。
プリンターなしで申請書類を作る実務
用意するものはスマホ1台です。1つずつ見ていきましょう。
書類をスマホで撮ってファイルにする
事業者登録証・通帳のコピーは、明るい場所で影を作らず正面から撮影します。写真(JPG・PNG)で撮った場合は画像をPDFに変換しておくと提出用にきれいです。紙の書類の写真から文字だけをテキストに抽出したいときは画像の文字抽出(OCR)もあります。
様式は埋めてPDFに、申請書には社印を押す
HWP・Wordで受け取った申請書・事業計画書の様式は、埋めたあと文書をPDFに変換します。申請書・確約書に会社の社印が必要なら、実物のハンコの撮影画像の背景を除去して透明PNGにし、PDF押印・署名で画面上そのまま押せます。ハンコがなければハンコ生成で書類用の社印を作ることもできます。ただし生成したハンコは法的な印鑑効力のないデザイン用なので、登録印の押印が求められる書類には実物の印鑑を使ってください。
複数ファイルをPDF1つに結合する
「提出書類を1つのPDFで添付」という要求が多いです。PDF結合に事業者登録証・通帳のコピー・申請書を提出順にアップロードして結合すれば1ファイルになります。逆に1ファイルから特定のページだけ取り出したいときはPDF分割を使います。
容量が上限を超えたら圧縮する
オンライン申請システムは添付ファイルの容量上限がある場合が多いです。スキャン・撮影画像は容量が大きくなりがちですが、PDF圧縮で文字の可読性は保ったまま容量を減らすと、アップロードが通ります。上限は事業・システムごとに異なるので、まず公告に書かれた基準を確認してください。
こんな方に特に役立ちます
- 予備・初期の起業家 — K-Startup予備起業パッケージなどに出す事業計画書・証憑書類をプリンターなしでPDFに整理するとき。
- 小規模事業者・中小企業の代表 — 企業マダンの補助金・R&D公告に事業者登録証・通帳のコピーを1ファイルで添付するとき。
- 公共入札に参加する企業 — ナラジャント提出用の提案書・証憑に社印を押し、容量を合わせるとき。
- 在宅・1人事業者 — オフィスの複合機なしでノートPCとスマホだけで申請ファイルを完成させたいとき。
やりがちな失敗3つ
まとめ — 探す場所は3つ、書類はツール数個で
政府支援事業の本当のボトルネックは情報ではなく、どこで探し、書類をどう作るかでした。探すのはK-Startup・企業マダン・ナラジャントの3つに絞り、書類は画像→PDF → 社印の押印 → PDF結合 → PDF圧縮の順で一度だけ流れを覚えておけば、次の申請からは受け取った瞬間にファイルを作って提出できます。すべて無料でインストール不要、ウェブ上ですぐ使えます。
今年どんな事業が開くのか全体像をつかみたいなら、企業マダンの起業支援事業 統合公告の原文から開いてみてください。